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近藤です。
山の我が家では水仙とロウバイが花盛り。
玄関に立つと風に乗っていい匂いがしてきます。
明日は私の町の成人式です。
毎年式典に呼んでいただくこの日を境に、お正月のふんわりした気分からピリッとした新しい気持ちになります。
18歳成人だけど、成人式は20歳で。
様々な議論があってわたしの町はこうなりました。
二十歳の時の私は、学生寮の近くの大学の講堂で行われる式典に行く予定だったのに行こうかどうしようか、どダラダラしているうちに寝過ごしてしまいました。
晴れ着の波を逆行して商店街を普段着で歩き、お昼ご飯を食べに行った時、自分は「アンチ」な感じがするなぁ、と思った事を覚えています。
田舎に帰らず、式典用の洋服も着ず(田舎に帰って振袖を着る事を断ったらステキな洋服が送られてきたのでした)、彼氏もおらず、寮の友達はみんな実家に帰っていたので正真正銘ひとりの成人の日でした。
当時の私はみんなとおんなじ事をしない事がいいと思っていたところがあったので、オトナ扱いされるこの日にひとりなんてオトナだな、カッコいいな、と自分に酔っていました。
50歳になる今ではなんで幼い考えだろう、と思いますし、親の気持ちを考えると申し訳ない気持ちにもなります。
とにかく30年前のちょっとバカな反抗期を過ごした私でもオトナになれました。空気も多少は読めるようになりました。
ひとりでいる人もみんなでいる人もみんな成人の日おめでとう。
成人の日まで子どもたちを支えたみんなにもおめでとう。
では、また。